ホンダ車を高く売るための完全ガイド:人気車種の相場と最適な買取査定業者の選び方

ホンダ車を高く売るための完全ガイド:人気車種の相場と最適な買取査定業者の選び方

1. はじめに:ホンダ車と中古車市場

ホンダ車を売却しようとお考えの方、その愛車を最高額で手放すためには、中古車市場の動向や査定のポイントを理解することが重要です。日本を代表する自動車メーカーであるホンダの車は、国内外で高い評価を受けており、中古車市場においても安定した需要があります。

ホンダ車は燃費の良さ、信頼性の高さ、そして洗練されたデザインから、多くのドライバーに選ばれています。特に近年は環境性能の向上や先進安全技術の搭載により、中古車市場での価値も高まっています。

しかし、愛車を少しでも高く売却するためには、単に査定に出すだけでは不十分です。市場価値を把握し、車の状態を最適化し、そして最も条件の良い買取業者を選ぶことが大切です。

本ガイドでは、ホンダ車オーナーの方々が愛車を最高値で売却できるよう、車種別の相場情報から買取業者の選び方、査定額アップのコツまで、プロの視点から詳しく解説していきます。これから車の買い替えを検討されている方にとって、本記事が有益な情報源となれば幸いです。

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2. ホンダ車の特徴と査定における強み

ホンダ車の市場における評価

ホンダ車は「走る喜び」を大切にした走行性能と「人間中心」の考え方に基づいた使いやすさで、国内外から高い評価を受けています。特に以下の点が中古車市場での強みとなっています。

品質と耐久性

ホンダ車は高い品質管理の下で製造されており、長期間にわたって安定した性能を発揮します。このため、適切にメンテナンスされたホンダ車は経年劣化が少なく、中古車市場でも高い査定額を維持する傾向があります。

燃費性能

ホンダは早くからハイブリッド技術や燃費向上技術に注力してきました。特に「e:HEV」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載したモデルは、優れた燃費性能から中古市場でも人気が高く、査定において有利に働きます。

安全技術

「Honda SENSING」に代表される先進安全技術は、近年の中古車査定において重要な評価ポイントとなっています。衝突軽減ブレーキや車線維持支援システムなどの装備は、買い手にとって魅力的な要素であり、査定額にプラスの影響を与えます。

パッケージング技術

「MMM(Man Maximum, Machine Minimum)」という設計思想に基づいた広い室内空間や、使い勝手の良さは、ファミリー層を中心に支持されています。特に「VTEC」エンジンや「ULTR(ウルトラ)シート」など、ホンダ独自の技術も高評価の要因です。

輸出需要の影響

ホンダ車は海外でも高い評価を受けており、特に東南アジアや中東、アフリカなどの地域への輸出需要があります。この輸出需要は国内の中古車市場価格にも影響を与えており、特定のモデル(フィット、シビック、CR-Vなど)は輸出業者からの需要が高く、査定額がアップする傾向があります。

モデルチェンジの影響

ホンダは定期的にモデルチェンジを行い、常に最新の技術やデザインを取り入れています。一般的に、モデルチェンジ直前の旧モデルは価格が下がりやすい傾向にありますが、人気の高いモデルや特別仕様車などは、モデルチェンジ後も一定の価値を保つことがあります。査定のタイミングを見極めることも、高額査定を得るためのポイントです。

査定で評価されるホンダ独自の装備・機能

  • e:HEVハイブリッドシステム
  • Honda SENSING(先進安全装備パッケージ)
  • コネクテッド機能
  • リアルタイムAWD(四輪駆動システム)
  • マジックシート/ULTRシート(多機能シート)
  • VTEC/アースドリームテクノロジーエンジン

これらの装備や機能が搭載されているモデルは、中古車市場での需要が高く、査定において有利に働くことが多いです。次章では、具体的な車種ごとの市場相場について詳しく見ていきましょう。

3. 人気ホンダ車20車種の中古車市場相場

現在の中古車市場におけるホンダ車の相場を車種別に紹介します。以下の相場情報は2025年4月時点の一般的な目安であり、車の状態や走行距離、オプション装備などによって変動します。

コンパクトカー

フィット

  • 新型(4代目/2020年以降):120〜190万円
  • 3代目(2013〜2020年):60〜130万円
  • 2代目(2007〜2013年):20〜60万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより10〜30万円高い傾向

N-BOX

  • 新型(2代目/2017年以降):110〜170万円
  • 初代(2011〜2017年):50〜100万円
  • カスタム仕様:通常モデルより10〜20万円高い傾向

N-WGN

  • 新型(2代目/2019年以降):100〜160万円
  • 初代(2013〜2019年):40〜90万円

N-ONE

  • 新型(2代目/2020年以降):120〜180万円
  • 初代(2012〜2020年):40〜100万円
  • プレミアム仕様:通常モデルより10〜25万円高い傾向

ヴェゼル/HR-V

  • 新型(3代目/2021年以降):200〜300万円
  • 2代目(2013〜2021年):80〜180万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより15〜40万円高い傾向

セダン・ハッチバック

シビック

  • 新型(11代目/2021年以降):230〜350万円
  • 10代目(2017〜2021年):150〜270万円
  • タイプR:通常モデルより80〜150万円高い傾向

アコード

  • 新型(10代目/2020年以降):300〜450万円
  • 9代目(2013〜2020年):120〜250万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより20〜50万円高い傾向

グレイス

  • 2014〜2021年モデル:80〜180万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより15〜35万円高い傾向

ミニバン・SUV

フリード

  • 新型(2代目/2016年以降):140〜230万円
  • 初代(2008〜2016年):40〜120万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより15〜35万円高い傾向
  • フリード+(プラス):同年式のフリードより5〜15万円高い傾向

ステップワゴン

  • 新型(6代目/2022年以降):280〜380万円
  • 5代目(2015〜2022年):120〜250万円
  • スパーダ:通常モデルより15〜30万円高い傾向

オデッセイ

  • 新型(5代目/2013年以降):150〜350万円
  • 4代目(2008〜2013年):50〜120万円
  • アブソルート:通常モデルより20〜40万円高い傾向

CR-V

  • 新型(6代目/2022年以降):300〜450万円
  • 5代目(2018〜2022年):180〜320万円
  • ハイブリッドモデル:通常モデルより20〜50万円高い傾向

ヴェゼル/HR-V(SUVとしての側面)

  • 新型(3代目/2021年以降):200〜300万円
  • 2代目(2013〜2021年):80〜180万円
  • RS/Moduloグレード:通常モデルより15〜30万円高い傾向

スポーティモデル

S660

  • 2015〜2022年モデル:130〜230万円
  • 特別仕様車(無限仕様など):通常モデルより30〜60万円高い傾向

NSX

  • 2代目(2016〜2022年):1,500〜2,500万円
  • 初代(1990〜2005年):500〜1,200万円(コンディション良好な場合)

ハイブリッド専用モデル

インサイト

  • 3代目(2018〜2022年):150〜270万円
  • 2代目(2009〜2014年):40〜100万円

CR-Z

  • 2010〜2016年モデル:70〜160万円
  • 後期モデル/特別仕様車:通常モデルより15〜40万円高い傾向

クラリティ

  • PHEVモデル(2018〜2022年):200〜350万円
  • FCVモデル:ほとんど中古市場に出回らない

軽自動車(N-シリーズ以外)

S660(再掲)

  • 2015〜2022年モデル:130〜230万円

アクティトラック

  • 2009年以降モデル:50〜110万円
  • 4WD:2WDより10〜20万円高い傾向

バモス/バモスホビオ

  • 生産終了モデル(1999〜2018年):20〜80万円
  • 後期モデル/特別仕様車:通常モデルより5〜15万円高い傾向

相場に影響を与える主な要因

  1. 年式と走行距離:新しい年式で走行距離が少ないほど高評価
  2. 外装・内装の状態:傷や汚れが少ないほど高評価
  3. 点検整備記録:ディーラー整備歴があるほど高評価
  4. 装備オプション:先進安全装備、高級オーディオなどが高評価
  5. 人気カラー:パールホワイト、プレミアムブラック、特別カラーが高評価
  6. 改造の有無:純正状態が基本的に高評価(一部例外あり)
  7. 排気量とグレード:上位グレード、大排気量モデルが高評価
  8. 駆動方式:地域によって4WDが高評価(特に雪国)
  9. 輸出需要:特に東南アジア向け人気モデルは高評価
  10. 季節要因:オープンカーは春〜夏、SUVは冬に高評価傾向

4. 車査定サービス比較:カーネクスト、カーセンサー、ガリバーの特徴

愛車を高く売るためには、自分のニーズに合った買取サービスを選ぶことが重要です。ここでは、主要な査定サービスの特徴と、ホンダ車を売る際のメリット・デメリットを比較します。

カーネクスト

特徴

  • オンライン完結型の査定サービス
  • AIによる画像査定と実車査定の2段階方式
  • 全国対応で来店不要、自宅で査定から契約まで完了

ホンダ車におけるメリット

  • ホンダ車専門の査定士が在籍しており、専門的な査定が可能
  • e:HEVなどのハイブリッドシステムや先進安全装備の価値を的確に評価
  • 輸出ルートも持っており、海外需要のあるモデルは高値が付きやすい

デメリット

  • 実車を見ないAI査定だけでは正確な金額が出にくい
  • 改造車や希少モデルは評価が難しい場合がある

向いている人

  • 忙しくて店舗に行く時間がない方
  • 複数の業者と交渉するのが苦手な方
  • ハイブリッドモデルやN-BOXなどの人気モデルを所有している方

カーセンサー

特徴

  • 一括査定サービスの代表格
  • 最大10社に同時査定依頼可能
  • 大手から地域密着型の買取店まで幅広いネットワーク

ホンダ車におけるメリット

  • 多数の業者から査定を受けられるため、競争原理で査定額アップが期待できる
  • ホンダ車に強い専門業者を見つけやすい
  • 地域によって需要の高いモデル(例:雪国での4WD車)に強い業者を選べる

デメリット

  • 複数の業者から連絡が来るため、対応が大変
  • 業者によって査定額の差が大きい場合がある
  • 交渉が必要な場合が多い

向いている人

  • 最高額で売却したい方
  • 交渉に自信がある方
  • 時間に余裕があり、複数の業者と対応できる方
  • 希少モデル(S660、CR-Z、タイプRなど)を所有している方

ガリバー

特徴

  • 全国に店舗網を持つ大手買取店
  • 直接買取からオークション出品まで多様な販売ルート
  • 実店舗での対面査定がメイン

ホンダ車におけるメリット

  • ホンダ車の仕入れに積極的で、特にミニバンやSUVに強い
  • 店舗数が多く、近くで査定を受けやすい
  • 即日現金化も可能で、急ぎの場合に便利

デメリット

  • 一社のみの査定のため、相場より低い査定額が提示される可能性
  • 営業時間内の来店が基本
  • 交渉次第で金額が変わることが多い

向いている人

  • すぐに現金化したい方
  • 対面での説明や相談を希望する方
  • フリード、ステップワゴン、CR-Vなどの人気ミニバン・SUVを所有している方

他の主要査定サービス簡易比較

ナビクル

  • 最大30社への一括査定が可能
  • ホンダディーラーとの提携があり、ホンダ車に強い
  • 連絡頻度や方法を細かく設定できる

カービュー

  • 大手メディアが運営する老舗一括査定
  • 地方の専門業者も多数登録
  • 改造車や旧車に強い業者も参加

ユーカーパック

  • オークション形式で買取店が入札
  • 非公開入札で最高額を提示
  • 交渉不要でストレスフリー

ホンダ車を高く売るための査定サービス選びのポイント

  1. 複数のサービスを利用する 単一のサービスだけでなく、一括査定と専門買取店の両方を利用することで、より高額な査定を引き出せる可能性が高まります。
  2. 車種に合わせたサービス選び
    • 人気のN-BOX、フィット:一括査定で競争原理を活かす
    • ハイブリッドモデル:環境車に強い専門店も検討
    • スポーツモデル(シビックタイプRなど):マニア向け専門店も視野に
    • 軽自動車:軽自動車専門店の利用も効果的
  3. 査定のタイミング
    • 決算期(3月、9月):買取店が積極的に在庫を確保する時期
    • モデルチェンジ前:旧モデルがまだ人気がある時期
    • 季節要因:SUVは冬前、オープンカーは春先が狙い目
  4. 交渉の余地を残す 即決せず、「他社でも査定を受ける」と伝えることで、査定額アップの可能性があります。

5. ホンダ車を高く売るためのポイント

愛車を少しでも高く売却するために、査定前に押さえておくべきポイントを解説します。

査定前の準備

徹底した洗車とクリーニング

  • 外装:ボディの洗車、WAX掛け、ホイールの汚れ除去
  • 内装:シートの清掃、ダッシュボードの拭き上げ、フロアマットの洗浄
  • エンジンルーム:簡易的な清掃(専門知識がない場合は無理せず)
  • ガラス:ウィンドウの内外両面清掃
  • トランク:荷物を取り出し、掃除機で清掃

整備記録と取扱説明書の準備

  • ディーラーでの整備記録(特にHonda車検パスポートなど)
  • 取扱説明書、整備手帳
  • パーツ交換や修理の記録
  • 純正オプションの取付証明

故障箇所の修理判断

  • 小さな傷や凹み:修理せずそのままの状態で査定を受ける方が得策
  • 大きな修理:専門家に相談し、修理コストと査定アップ額を比較
  • 機能不全部分:安全装備など重要な箇所は修理した方が良い

純正部品への戻し

  • 社外パーツを装着している場合、純正部品がある場合は戻す
  • ただし、無限パーツなどホンダ純正オプションは取り付けたままが有利
  • 記録簿の確認:ホンダディーラーの点検記録は高評価につながる

査定時のアピールポイント

ホンダ車特有の価値ある装備

  • Honda SENSING搭載車:全機能が正常に作動することをアピール
  • e:HEVシステム:バッテリー状態や燃費性能をアピール
  • レーダークルーズコントロールなどの先進装備
  • 本革シートやプレミアムサウンドシステムなどの上級オプション

メンテナンス状況

  • ディーラーでの定期点検実施歴
  • オイル交換などの消耗品メンテナンス状況
  • タイミングベルト/チェーンの交換歴(該当車種のみ)
  • ブレーキパッド、タイヤの残り状態

使用状況のアピール

  • 実走行距離の証明(記録簿と一致)
  • 喫煙/ペット同乗の有無
  • ガレージ保管の有無
  • 使用環境(雪国での使用歴など)

希少性のアピール

  • 限定車や特別仕様車
  • 人気色(プレミアムホワイト・パールなど)
  • 生産終了モデル(特にS660など)
  • 低走行車

査定額アップの交渉術

複数社の査定を受ける

  • 最低でも3社以上の査定を比較
  • 他社の査定額を伝えて競争原理を利用
  • 査定額の有効期限を確認(通常7日程度)

セールスポイントを明確に伝える

  • 車の良い点を具体的に説明
  • 整備状況や使用環境をアピール
  • 純正オプションや付属品をリストアップ

値引き要素を先に伝える

  • 傷や故障箇所は隠さず先に伝える
  • 査定士が見つけると大きく減額される可能性

タイミングを見極める

  • 決算期(3月、9月)
  • ボーナス時期の前(6月上旬、12月上旬)
  • モデルチェンジ情報を把握

付帯条件の交渉

  • 買取手数料の交渉
  • 手続き費用の負担交渉
  • 納車引取りのタイミング調整

6. よくある質問

Q1: ホンダ車はどの買取業者に査定してもらうのが最適ですか?

A: 1社だけでなく、複数の業者に査定を依頼することをお勧めします。一括査定サービスを利用すれば、複数の業者から同時に査定を受けられます。また、ハイブリッドモデルや人気の軽自動車(N-BOXなど)は、ホンダ車を専門的に扱う買取店や、海外輸出ルートを持つ業者で高値がつく傾向があります。

Q2: ホンダ車を売却する最適な時期はありますか?

A: 一般的には、以下のタイミングが有利です:

  • 決算期(3月、9月):買取店が積極的に在庫を確保する時期
  • モデルチェンジ前:次期モデル発表前は現行モデルの需要が高まる
  • 季節要因:SUV(CR-Vなど)は冬前、オープンカー(S660)は春先が好条件
  • ボーナス時期前:中古車需要が高まる時期

Q3: 中古のホンダ車を高く売るためには、どのようなメンテナンスを心がけるべきですか?

A: 定期的なメンテナンスが査定額アップの鍵です:

  • ディーラーでの定期点検を受け、記録を残す
  • エンジンオイルなどの消耗品交換を適切なタイミングで行う
  • 外装の傷は早めに対処し、ボディコーティングを検討する
  • 内装の清潔さを保ち、特にタバコやペットの臭いがつかないよう注意する
  • 純正パーツを使用する(特に安全装備関連)

Q4: ホンダのハイブリッド車(e:HEV)は通常のガソリン車に比べて査定額に差がありますか?

A: はい、一般的にe:HEVなどのハイブリッドモデルは、同じグレードのガソリン車に比べて10〜50万円程度高く査定される傾向があります。特にフィットハイブリッド、ヴェゼルe:HEV、インサイトなどは燃費性能の高さから中古市場での人気が高く、査定額にも反映されます。ただし、バッテリーの状態が重要なチェックポイントとなります。

Q5: 改造車や社外パーツを装着したホンダ車は査定に不利ですか?

A: 基本的には純正状態が最も査定額が高くなりますが、以下のケースは例外です:

  • 無限(MUGEN)などホンダ公認のパーツ装着車
  • モデューロ(Modulo)などの純正カスタマイズパーツ
  • 一部の人気車種(シビックタイプR、S660など)の場合、専門店では適切な改造を評価する場合も 査定前に社外パーツを取り外して純正に戻せる場合は、戻すことをお勧めします。

Q6: ホンダ車を売却する際、走行距離はどの程度が査定に有利ですか?

A: 一般的な目安として:

  • 軽自動車・コンパクトカー:年間1万km以下が理想的
  • セダン・ミニバン:年間1.2万km以下が平均的
  • 高級車・スポーツモデル:年間8,000km以下が有利 例えば5年落ちのフィットであれば、5万km以下であれば「低走行車」として評価されやすくなります。

Q7: Honda SENSINGなどの安全装備は査定額にどの程度影響しますか?

A: Honda SENSINGなどの先進安全装備は、近年の査定において重要な評価ポイントとなっています。装備の有無によって5〜20万円程度の査定額差が生じることも珍しくありません。特に以下の機能が全て正常に作動することが重要です:

  • 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
  • 誤発進抑制機能
  • 車線維持支援システム(LKAS)
  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)

Q8: 古いホンダ車でも査定に出す価値はありますか?

A: はい、年式が古くても以下のような場合は査定価値があります:

  • 走行距離が極端に少ない場合
  • 希少価値のあるモデル(初代NSX、S2000など)
  • コレクター需要のある車種(CR-X、初代シビックタイプRなど)
  • 完全な廃車状態でも、パーツ取りや海外輸出用として価値がある場合があります

Q9: ホンダ車のカラーで査定額に差がつくものはありますか?

A: はい、人気色は査定額に好影響を与えます:

  • プレミアムホワイトパール:多くのモデルで人気色
  • プレミアムクリスタルレッド・メタリック:スポーティモデルで人気
  • プレミアムディープロッソ:特別カラーとして価値が高い
  • ミッドナイトブルービーム・メタリック:N-BOXなどで人気 逆に、個性的な色(黄色や緑など)は好みが分かれるため、若干査定が低くなる傾向があります。

Q10: 車検残期間は査定額にどの程度影響しますか?

A: 車検残期間は査定額に影響します:

  • 車検残1年以上:5〜10万円程度プラス評価
  • 車検残6ヶ月未満:ほぼ影響なし
  • 車検切れ:5〜10万円程度マイナス評価(車検費用相当額)
  • ただし、業者によって評価基準は異なり、車検切れでも「その分値引きして買取」というケースもあります。基本的には車検が残っている方が査定額は高くなりますが、車検を通すための出費と査定アップ額を比較して判断するとよいでしょう。

7.まとめ

ホンダ車を最高額で売却するためには、車の状態を最適化し、適切な買取業者を選び、そして査定・交渉のプロセスを理解することが重要です。本ガイドでポイントをまとめます。

査定前の準備が重要

  • 洗車・清掃を徹底し、第一印象を良くする
  • 整備記録や取扱説明書などの書類を揃える
  • ホンダ独自の装備(Honda SENSINGなど)の価値を理解する
  • 走行距離や使用状況を正確に記録しておく
  • 市場価値を正しく把握する
  • 同型・同年式車の相場を事前にリサーチする
  • ホンダ車の中古市場での強み(燃費性能、品質、人気)を理解する
  • 輸出需要のあるモデルか確認する
  • 季節要因や市場トレンドを考慮する

査定サービスの選択と活用

・一社だけでなく複数の査定サービスを利用する
・車種に合わせた専門業者も検討する
・オンライン査定と実車査定の両方を活用する
・査定結果を比較検討し、交渉の材料とする

交渉のポイント

・セールスポイントを明確に伝える
・他社の査定額を交渉材料にする
・付帯条件(手数料、手続き費用など)も確認する
・焦らず、最適なタイミングを見極める


ホンダ車オーナーにとっての朗報

近年の中古車市場では、燃費性能の高さや信頼性からホンダ車の評価は高まっています。
特に以下の車種は高値が期待できます:

eシステム搭載車(フィット、ヴェゼル、シビックなど)
N-BOXをはじめとするN-シリーズ
Honda SENSING搭載モデル
輸出需要の高いモデル(フィット、シビック、CR-Vなど)
生産終了モデル(S660など)

愛車との別れは寂しいものですが、次のオーナーに引き継ぐためにも、適正な価格で取引されることが大切です。このガイドを参考に、あなたのホンダ車が最高の評価を受けることを願っています。

最後に、車の売却はあくまでも一時的な判断であり、将来的な維持費や買い替え計画なども含めた総合的な検討が必要です。

特にホンダの新型モデルへの買い替えをお考えの方は、ディーラーの下取りとの比較や、購入プランとの組み合わせも視野に入れることをお勧めします。

愛車を「走る喜び」と共に次のステージへ送り出す際の一助となれば幸いです。

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